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このマーク見たことある?感染性廃棄物「バイオハザードマーク」の意味と種類

バイオハザードマーク

みなさんは病院やクリニック、歯医者さんなどでこのマークを見かけたことはありませんか?
また、医療や介護施設などで働いている人であれば、日常的に目にすることが多いのではないでしょうか?
今回は「バイオハザードマーク」の意味や識別について、ご紹介いたします。

◆バイオハザードマークとは?

このマークは「バイオハザードマーク」と言って、廃棄物が感染性廃棄物であることを識別できるように収納容器に表示する全国共通のマークです。
その色によって、内容物の大まかな種類も識別可能。その意味をしっかりと把握することで、保管、収集、処理に関わる人の感染リスクの抑止に繋がります。
現時点(2023年9月現在)では、バイオハザードマークを付けることは義務にはなっておりません。ただ、付けない場合は【感染性廃棄物】と文字などで明記し、その形状や取り扱い時の注意なども表示する必要があります。バイオハザードマークを表示する方がより簡単に処理できることから、使用することが推奨されています。

◆バイオハザードマークの色

バイオハザードマーク
▼赤色
内容物:液状、泥状のもの(血液、血清、体液など)
保管・収集容器:プラスティック容器

▼橙色(オレンジ)
内容物:血液や汚染物が付着した固形状のもの(ガーゼ、廃プラスティック、紙おむつなど)
保管・収集容器:二重のビニール袋

▼黄色
内容物:血液や汚染物が付着した鋭利なもの(注射器、メス、破片ガラス)
保管・収集容器:プラスティック容器

◆保管時にも規則があります

感染性廃棄物の保管場所には、関係者以外が立ち入れない場所である必要があります。
また、見やすい場所に廃棄物の存在を明示し、取扱いの注意事項等を示します。ガイドラインには取扱注意等の表示の記載例や、規格(縦横それぞれ60cm以上)が書かれているので準拠しましょう。

保管場所は建物内とし、温度管理や臭気管理、定期的な清掃、消毒の実施等の管理体制を整えられる場所を選びましょう。汚水が生じる恐れがある場合、排水溝その他の設備を設けるとともに、底面を不浸透性の材料で覆うといった、公共水域や地下水の汚染防止の対策が必要になります。

◆感染性廃棄物は正しく処理しましょう

新型コロナウイルス感染症などの影響で、医療廃棄物の処分により一層、気を使う病院やクリニック、介護・福祉施設が増えているようです。
特に、感染性廃棄物は「特別管理廃棄物」に指定されているため注意が必要。感染性廃棄物の運搬・処分は、運搬は感染性廃棄物処理の収集運搬業の許可を持った業者に、処分は感染性廃棄物処理の処分業の許可を持った業者に委託する必要があります。

IZUMI/和泉建設工業では、医療系廃棄物の回収・処理を承っています。
今の取引先と見積りだけでも比べてみたい…新たに開院するクリニックの回収を頼みたい…など、まずはお気軽にご相談ください。

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