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ARINKAISUI-SHORISOUCHI
あ りんかいすいしょ り そう ち亜臨界水処理装置
IZUMI
亜臨界水処理装置(ありんかいすいしょりそうち)とは、高温・高圧で水を加熱することで、有害物質などを効率的かつ環境に優しい方法で分解・処理することができる画期的な処理システムです。
物質は圧力や温度によって固体・液体・気体などの状態が変わります(状態変化)が、水は大気圧において常温で液体、100℃になると沸騰して気体になります。気体と液体が同時に存在する最高の圧力・温度の条件が「臨界点」で、臨界点よりもやや低い領域にある高温、高圧の水が亜臨界水です。亜臨界水は電離度が高いため通常と比べてイオンの濃度も高くなり、高エネルギー状態となります。そのため亜臨界水は普通の水にはない性質をもつようになります。この高濃度のイオンが有機物を分解することで、廃棄物を燃やすことなく低分子化します。
分解されてできた生成物は無害化されているため、亜臨界水処理は、従来の焼却や埋立処分と比べて、環境に悪影響を与える排出物質を減らすことができます。
また、エネルギー効率も高く、廃棄物を燃料として利用できます。このように、効率的に廃棄物を処理できることから、現代の環境・社会問題に取り組むための重要な技術の1つとなっています。
病院・クリニック・歯科医院・介護施設に訪問し、医療廃棄物を回収します。
弊社の収集専用車両でプラントのある廃棄物処理施設へ搬入します。
亜臨界水処理装置「IZUMI」で高圧・高温度で亜臨界水処理をします。
PH調整し無害化した液体を蒸発濃縮装置へ移し、水蒸気として大気へ放出します。
徹底した安全管理のもと埋立処分されます。
安全でスムーズな
医療廃棄物処理ができる明るい未来へ。
今後ますます高齢化が進むことにより、医療や介護現場から出る廃棄物は増えていくと予測されます。これらは地域の皆様も危惧する問題であり、より安全な医療廃棄物の処理がなされることを求める声が高まってくるでしょう。
亜臨界水処理装置は、廃棄物や汚染物質を滅菌・減容して処理するだけではなく、再生可能エネルギー源としても活用可能です。よって、環境保護に貢献するだけでなく、エネルギー問題の解決にも寄与することが期待されています。